百均のバケツでトマトを栽培(2018年)

トマト

毎年5月になるとトマトの苗を購入して露地で栽培していますが、満足できるものを作った記憶がありません。

ミニトマトの場合、収穫することはできるのですが皮が硬くて美味しくありませんでした。
また、雨が降ると色付き始めた果実が割れてしまいます。
大玉トマトに至っては、色付いて収穫できそうになると腐ってしまうことが多かったように思います。

理由は何となく気付いていたのですが対処方法が思いつきませんでした。
一番大きな問題は雨です。

マルチは敷いているのですが、雨による急激な水分吸収で裂果したり、肥料が効きすぎて病気になったりしたものと考えています。

トマトは雨よけ栽培する方が高品質になると聞いたことがあります。
ハウスで雨よけ栽培すれば解決する問題かもしれませんが、現実的ではありません。

そこで今回考えたのが家の軒下でトマトを栽培することです。
バケツにトマトを植えて軒下に置いておけば、雨をしのげるのではないかと言う安易な発想が始まりです。

限られたバケツの中でしたら、水分や肥料分の調整が簡単にできます。
日照量不足や水分、肥料分の調整など難しい点もあると思いますが挑戦することにしました。
バケツでは無くプランターでも良いのですが、今回は百均のバケツ(8ℓ)に拘ってみました。

 

1.百均バケツにトマトを定植(2018年4月29日)

バケツトマト
  • バケツ…百均(8リットル)
  • 培 土…ホームセンターで買った「花と野菜の土」
  • トマト苗…ホームセンターで買った桃太郎
    「花と野菜の土」には肥料に関して何も記載されていませんでしたが、多少の肥料分があると判断し、肥料は何も施していません。
    定植後の潅水はたっぷり行いました。

 

2.少し大きくなりました(5月6日)

バケツトマト5月6日
葉色も濃くなっていたみたいで、少し成長しているようです。
「花と野菜の土」には肥料分が入っていたのでしょうか。

肥料分と水分を控え目で栽培する予定なので、今後は、葉色や成長具合を見ながら管理していくつもりです。
以前、畑で作った時は草勢が強くなりすぎる傾向でした。
そのことを思い出しながら管理していくことにします。

 

3.どんどん大きくなります(5月12日)


バケツトマト5.12
トマトの成長の速さには驚かされます。
この一週間は気温が低めで、朝の最低気温が10℃を下回る日もあったので、隣りのキュウリは殆んど成長していなかったですがトマトはずいぶん大きくなっていました。
夜間の生育適温の違いと思われますが、この違いは大きいですね。
◎トマト=10~15℃
◎キュウリ=17~18℃

 

4.アマガエルの住みかに(5月16日)

アマガエルの寝床になったのか?
今日の夕方、トマトの様子を見にいくとアマガエルが一匹バケツの取っ手に乗っていました。
アマガエルは住み家を決める習性があるらしく、決まった場所に戻ってくるようです。
土カエルと違って、愛くるしいのでそのまま様子を見ることにします。

 

5.脇芽は摘み取ります(5月20日)


脇芽は摘み取って一本仕立てにしようと思います。
一般的に大玉トマトは一本仕立てにするようですし、バケツ栽培のため培土が少ないので、トマトの木を大きくできないと考えたからです。
ちなみにアマガエルはどこかに行ったまま帰ってきません。
もっと良い住み家が見つかったのでしょうか?

 

6.バケツが見えない程大きくなってきた(5月27日)

トマト成長
定植からほぼ一カ月、かなり大きくなり葉っぱでバケツが見えなくなってきました。
背丈は70㎝位はあるでしょうか、花房も2段目が開花しています。
今は2日に一回、一リットルの潅水を行っていますが、一日遅れた時(3日目)に萎れ始めたことがありました。
今後、大きくなってくると毎日潅水が必要になるのでしょうか?様子を見ながら調整していきたいと思います。

 

7.背丈が80㎝になりました(6月3日)

トマト6月3日
気が付けば80㎝まで成長していました。
大きくなってきたので背丈を測ると80㎝になっていました。
どこまで大きくなるのでしょうか?
チラリと見える花は三段目になります。
まだ実は付いていません。



8.トマトトーンが凄いです。(6月10日)


トマト―トンの処理をすると,すぐに実が付きました。
花は咲いていたのに中々実が付かなかった花房に、3日前にトマトトーンの50倍液を散布してみました。

するとまるで手品のように、すぐに小さな実が付いたのです。
トマトトーンの効果にはとても驚かされました。

こらから肥料と水分の管理が難しくなりそうです。

 

9.尻腐れ病?(6月15日)

「尻腐れ病」かもしれません。
果実の先端が黒く変色していました。
これは「尻腐れ病」かも知れません。原因を調べるとカルシウム不足とありました。
土壌PHを測ると5.2で、酸性がかなり強めだったため、石灰を施しPH調整とカルシウムを補うことにしました。
市販の培養土を使ったので大丈夫と思っていたのですが残念です。
この後、経過を観察しながら対処して行くことになります。

 

10.葉の周りが茶色く変色してきた(6月15日)

葉の周りが茶色く変色
葉が茶色く変色しています。ダニが原因かと思い、葉の裏を見ましたがダニは一匹もいませんでした。
原因を調べるとカリウム不足の可能性が浮上しました。
そこで「硫酸カリ」の1000倍液を潅水してみることにしました。
硫酸カリは即効性があるので早い時期に効果の確認ができそうです。

 

11.果実が少し大きくなってきた。(6月17日)

トマトの果実(収集はまだまだ)
2段目の花房の果実です。
一段目は結実せず、3段目は「尻腐れ病」?で全滅してしまいました。
今はこれだけしか実は付いていませんが、4段目以降の結実を楽しみに管理を続けていきます。
「石灰』と「硫酸カリ」の効果はまだ確認できません。
良くも悪くもないと言った状態です。

 

12.トマトの木が弱ってきました。(7月1日)

元気が無くなってきたトマトの木
写真では分かりにくいかもしれませんが、葉が黄色っぽくなり、実もあまり大きくなっていないようです。
肥料や水は定期的に与えているのですが、日に日に元気がなくなっています。
100均バケツ(8リットル)では培土の量が少なかったのでしょうか?土の表面までビッシリ根が張っているので、新しい根が育たないように思います。

 

13.収穫はできたものの(7月17日)

小さい桃太郎トマト
やっと最初の一個を収穫することが出来ました。
中玉トマト程の大きさにしか育たず、合計4個だけの収穫となりました。
一番下段の花房だけ収穫でき、他の花房の果実はすべて尻腐れ病のようになり落果してしまいました。
収穫したトマトを食べてみると普通においしかったという印象で、糖度は7度でしたので標準的かなと思います。
味は良かったのですが4個しか収穫できなかったのは残念です。
失敗した原因を突き止め、来年も挑戦してみたいです。

 

14.バケツの培土を取り出しました。(7月29日)

バケツの跡がくっきりの根鉢
培土を取り出すとバケツの跡がくっきり付いた根鉢が現れました。
8リットルの狭い世界の中を、水や栄養を求めて伸びていったのでしょう。
ビッシリ根が張り巡らされた根鉢は、手でたたいたくらいでは壊れません。1ⅿ位上から落としても殆ど壊れることがありませんでした。
トマトの生命力の凄さを痛感させられますね。

 

今回の栽培を振り返って

★ 栽培の後半に成長が悪くなった。
★ 原因不明の尻腐れが発生した。

以上の結果から来年は
☆ 長期に効く有機肥料を配合し、後半でも成長できるようする。
☆ 尻腐れは肥料成分の欠乏症だと思うので、アミノ酸やミネラルを含んだ有機肥料を使用する。
☆ 培土が少ないので、地上部も大きくならないよう80㎝程度で摘心し、花房を2~3房押さえる。

以上で「百均のバケツでトマトを栽培(2018年」を終わりたいと思います。
ありがとうございました。