ほうれん草栽培の秘訣 失敗しないポイント!

ほうれん草

ほうれん草は栄養価の高い野菜として古くから親しまれています。

西洋種(葉が厚く丸みを帯びている)と、東洋種(葉が薄く切り込みが多く根元が赤い)の2種類があります。

主に栽培されているのは西洋種または西洋種の一代雑種になります。しかし近年、味の良い東洋種も見直されてきました。

農家では一年中栽培されていますが、家庭菜園では、春まき(3月上旬から5月上旬)または、秋まき(9月上旬から10月下旬)がおすすめです。


難易度:

科目好適土壌PH連作障害日当たり生育適温
ヒユ科、アカザ亜科ホウレンソウ属
PH6.5~7.0の中性に近い環境を好みます。
酸性が強いと本葉2~3枚で成長が止まってしまいます。
連作障害がありますので、2~3年間を開けて栽培するようにして下さい。
日当たりの良い所で栽培して下さい。
15~20℃の涼しい環境を好みます。
25℃以上の高温には弱いので夏場の栽培には適していません。

 


目 次




1.品種選びのポイント

1.春まき

春は日が長くなってくる季節なので、ほうれん草はトウ立ちしやすくなります。
西洋種はトウ立ちしにくいと言われていますが、現在では栽培しやすい交雑種が普及しています。
必ずトウ立ちしにくい品種を選びましょう。

 

2.秋まき

トウ立ちの心配が無く、一番作りやすい季節になります。
だんだん気温が低くなる季節なので、病害虫に侵されることも春まきに比べて少なくなります。
上手く管理すれば無農薬で栽培することも可能です。

 

3.品 種

各種苗メーカーからたくさんの品種が販売されていて、何を選べば良いのか分からなくなることがあります。
そんな時は、お住いの地域にある園芸店に相談してみて下さい。
「春まき」、「秋まき」の確認を忘れないことと、耐病性のある品種を選ぶことをお勧めします。

 

 

2.畑の準備をするポイント

1.ほうれん草に適した場所を選びましょう。

  • 水はけが良く、日当たりの良い場所を好みます。
  • 作障害があります。2~3年の間を開けて栽培しましょう。

 

2.土壌PHは6.5~7.0が理想です。

      • 酸性が強いと発芽しても本葉2~3枚で成長が止まってしまいます。
        測定器で測り、酸性が強いようであれば苦土石灰などで調整しましょう。
      • 土壌PH測定器は高価で手が出せないイメージがありますが、比較的安価なものも存在します。
        「シンワ測定 土壌酸度計 A 72724」などが人気で、家庭菜園で使用するには十分なレベルです。

 

3.畑の準備は早めに行いましょう。

  • 定植した苗がスムーズに肥料吸収できるよう、2週間前には施肥耕運を済ませておきましょう。
    ・元肥(1㎡当たり150g) (窒素:8 リン酸:8 カリ:8)の配合肥料
    ・苦土石灰(1㎡当たり150g)
    ・堆肥(1㎡当たり2~3㎏)が目安となります。
  • 定植の一週間前頃から畝立てを行います。
    ・畝幅は60㎝とし、水はけを良くするため高めの畝が良いでしょう。

 

 

3.種まきのポイント

1.高温期は芽出しを行う?

高温期などの発芽しにくい時は、芽出しを行うと良いとされています。
しかし、発芽の揃いが良いエボプライム処理や、プライミング処理の種子を選ぶことで芽出しを行わなくても良いのでお勧めです。
エボプライム処理

 

2.種まき用のスジを付ける。

畝幅が60㎝の場合、条間15㎝で4本のスジを付けます。
幅と深さが1㎝~1.5㎝程度の細いスジを付け、2㎝~3㎝間隔で種を撒きます。

 

3.覆土は厚くしない。

  • 発芽を揃えるため覆土は厚くならないようにしましょう。
  • 薄すぎると水やりの時種が露出するので注意が必要です。
  • 覆土は1㎝程度が理想です。その後たっぷりと水をやり種まきは完了です。




4.発芽後の管理ポイント

1.発芽までは乾燥させない。

種まき後の乾燥は発芽の不揃いを招くので、発芽が揃う数日間は土の表面が乾かないように注意しましょう。

寒冷紗を被せたり、籾殻で薄く土を覆うことで、ある程度の乾燥を防ぐことができます。また、雨で土がたたかれるのを防止できます。

 

2.発芽後は乾燥気味にする。

  • 発芽から本葉4枚程度までは立ち枯れ病の予防のため、潅水は控えめに土の表面を乾燥気味にしましょう。
  • 本葉4枚から草丈10㎝程度までは成長促進のため、積極的に潅水をしましょう。
  • 収穫の10日前からは潅水を控えめにして、株元の腐敗防止や株の充実を図ります。

 

3.間引き

株間は7~8㎝を目安とし、播種後10日前後の本葉2~4枚の時に行います。

 

 

5.防除のポイント

ほうれん草は春まきよりも、秋まきの方が病気の発生が少ない傾向にあります。
始めてほうれん草を作る方は秋まきをお勧めします。
また、耐病性の品種を選ぶことも重要です。

1.ベト病

ベト病

葉の表面に輪郭の不鮮明な薄黄色の病斑ができ、裏面には灰色の胞子が形成されます。

冷涼で多湿の時に発生しやすい傾向にあります。(11月~12月、3月~4月に多い)

防除方法
  • 抵抗性品種を使用する。
  • 過湿を防ぐため排水を良くする。
  • 軟弱にならないよう、多肥や密植栽培に注意する。
  • 予防的に薬剤散布を行う。(発生後の防除は困難である)
    薬剤散布の時期は、双葉展開直後と本葉2~3枚の時に行うのが良いでしょう。
2.炭疽病

炭疽病

ベト病によく似ていますが輪郭がはっきりしており、裏面に灰色の胞子はありません。
多湿環境で発生し、ベト病よりやや気温が高めの時に発生しやすい傾向にあります。

防除方法

ベト病の防除方法と同じと考えて良いでしょう。
薬剤もベト病の防除を行えば、炭疽病専用の防除は必要ありません。

6.遮光のポイント

ほうれん草は暑さに弱いため、7月~9月の高温期には遮光を行い、地温が上がらない工夫が必要になります。遮光率は30%~40%が目安となります。

営農目的ではない家庭菜園などの場合は、暑い時期の栽培は控えるようにしましょう。

 

7.収穫のポイント

生育条件が揃えば約30日で収穫することができます。

草丈25㎝前後が収穫の適期となります。

家庭菜園の場合は自分の好みに合った大きさで収穫すると良いでしょう。

 

まとめ

ほうれん草は収穫までの日数が30日と短いので、手軽に始められる野菜です。

日当りが良く、水はけが良いところで、土壌PHを6.5~7.0に調整すれば比較的簡単に栽培することができます。

その中でも9月上旬から10月下旬の秋まき栽培は、ほうれん草が好む気候のため、病害虫の発生も少ないのでお勧めです。是非挑戦してみてください。

 




 


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