家内がトウモロコシ好きだと言うこともあり5年ほど前から作っていますが、最初はどれが甘い品種か分からずに栽培していたので、あまり美味しくありませんでした。
朝早く収穫し、すぐに茹でれば甘みが落ちないと聞いたので試してみましたがあまり変化は無かったように思います。
そこで甘いと評判の「夢のコーン」を作ってみたところ、とても甘くて生でも食べられるほど柔らかいものでした。
しかし甘さに違和感があったのです。糖度は17~18もあるのに美味しいとは思えませんでした。甘さの感じが砂糖水のようで期待とは全く別物だったのです。
そのため、次の年にタキイ種苗の「おひさまコーン」を作ってみました。
茹でて食べてみると甘くて、トウモロコシの旨味も十分あり非常に満足したことを覚えています。
そして今年も「おひさまコーン」を作ります。
それ以外にタキイ種苗のお任せ特選シリーズ「とにかくうまいスーパースイートコーン」と「キャンベラ90EX」の3種類を作ってみることにしました。



1.種まき(2018年4月29日)

「キャンベラ90EX」は少し遅らせて撒くことにします。
施肥量は化成肥料(8:8:8)が1㎡当り80g程度と苦土石灰を少量施しました。土壌PHは6.4でした。

2.発芽しました(5月6日)
3.成長が早いです(5月12日)

もう少し大きくなったら一本に間引こうと思います。
この後は倒れないように支柱を立てるくらいで、殆んど手間をかけることもありません。
マルチを張っているので、今までは潅水も追肥も行っていませんでした。
実を大きくしたいので、今年は追肥を施してみようかな?
4.間引き(5月20日)

間引きのついでに土寄せをすることにしました。
手で土を寄せ集め軽く押さえただけですが、かなり安定したように思います。
5.脇芽が出てきました(6月3日)
6.追肥を施しました(6月3日)

しかし、今年はやってみることにしました。
軽く一握りにした化成肥料(8:8:8)を3カ所に分けて施します。
移植ゴテで穴を開けた箇所に埋め込んだのですが、成果はあるのでしょうか?
7.どんどん大きくなります。(6月10日)
8.雄穂が出てきました。(6月17日)
9.雄花の絹糸が出てきました(6月26日)
10.ヤングコーンの収穫(6月27日)
11.雄穂を切り取りました。(7月1日)
12.アワノメイガの食害を見つけました。(7月8日)
13.キャンベラ90EXの受粉が完了。(7月8日)
14.おひさまコーン収穫(7月20日)
15.キャンベラ90EXを収穫(7月29日)
今回の栽培を振り返って
★ 後半雨が降らなかったので、実が少し硬目になってしまった。
★ 3種類の品種を栽培したので、糖度にバラツキが発生した。
★ アワノメイガの被害は例年より少し多かったように思う。
★ 雑草が多かったのでアブラムシの被害があった。
以上の結果から来年は
☆ 乾燥が疑われるときは水をやりたいと思います。
☆ 品種を「おひさまコーン」一本に絞り糖度のバラツキを無くしたいと思います。
☆ アワノメイガの対策を雄穂の除去以外にも検討したいと思います。
☆ 雑草を生やさないようにしてアブラムシの発生を防ぎたいと思います。
以上でスイートコーンの栽培記録(2018年)を終わりたいと思います。
ありがとうございました。