春まきの露地キュウリを毎年作っているのですが、必ずベト病が発生します。
収穫する頃になると発生するので農薬は使っていません。
肥料と水を切らさないように管理すれば、病気の進行を若干抑えることができたので今まではその方法で作っていました。
今回バケツで栽培してみようと思ったきっかけは、近所の人が栽培していたキュウリにベト病が発生していなかったからで、その方法がバケツにキュウリ植えて軒下で栽培していたのです。
軒下で栽培すれば雨や夜露がかからないので、ベト病の発生は抑制されると思われますが、本当にこの方法でベト病が発生しないのか自分でも試してみたくなり、始めてバケツでキュウリを栽培することにしました。
バケツでは無くプランターでも良いのですが、今回は百均のバケツ(8ℓ)に拘ってみました。
1.百均のバケツに種を撒きました。(2018年4月29日)

- バケツ…百均(8リットル)
- 培 土…ホームセンターで買った「花と野菜の土」
- 品 種…夏すずみ(種を購入)

- たっぷり水を撒いた培土に2粒の種を撒きました。
キュウリは肥沃な土地を好みますが、今回は園芸用の「花と野菜の土」を使用しました。
肥料に関して何も記載されていませんでしたが、多少の肥料分があると判断し元肥は施していません。肥料分は追肥で補っていく考えです。
2.一週間で発芽しました(5月6日)

今日で種まきからちょうど一週間、小さな双葉が開いていました。
半日陰の場所に置いているので今日まで水をやらなくても大丈夫でした。
これからはキュウリも大きくなり、気温も高くなってくるので乾燥しやすくなるでしょう。
この後、本葉が展開してきたら間引きを行いますが、手前の苗を残すことになると思います。
半日陰の場所に置いているので今日まで水をやらなくても大丈夫でした。
これからはキュウリも大きくなり、気温も高くなってくるので乾燥しやすくなるでしょう。
この後、本葉が展開してきたら間引きを行いますが、手前の苗を残すことになると思います。
3.もう少しで本葉が出てきます(5月12日)

双葉の中心に小さな本葉の卵が見えてきました。
この一週間は例年に比べて気温が低めだったせいか、成長のスピードが遅いように思います。
朝の最低気温は10℃位の日もありましたので本当に冷たく感じました。
キュウリの夜間適温は17~18℃と言われているので、かなり低目だったことが分かりました。
この一週間は例年に比べて気温が低めだったせいか、成長のスピードが遅いように思います。
朝の最低気温は10℃位の日もありましたので本当に冷たく感じました。
キュウリの夜間適温は17~18℃と言われているので、かなり低目だったことが分かりました。
4.間引きました(5月20日)

一週間で2枚目の本葉が出てきました。そして間引いて一本にしています。5月12日の写真の手前を残しました。
表面が少し乾いてきたら潅水していますが、まだキュウリが小さいので余り乾かないですね。
大きくなって吸い上げる量が増えると、毎日潅水することになると思います。
肥料はペレット状の有機配合を、5日前に10粒施しています。
表面が少し乾いてきたら潅水していますが、まだキュウリが小さいので余り乾かないですね。
大きくなって吸い上げる量が増えると、毎日潅水することになると思います。
肥料はペレット状の有機配合を、5日前に10粒施しています。
5.一週間で驚く成長(5月27日)

上の写真から一週間しか経っていないのに、本葉が3枚増えるほど大きくなってきました。
夜間の気温が17~18℃と、キュウリにとって最適な温度だったからかもしれません。
それとも二週間前に施した肥料が効いてきたのでしょうか?
今のところ害虫や病気の発生は見られないので、このまま大きくなって欲しいです。
夜間の気温が17~18℃と、キュウリにとって最適な温度だったからかもしれません。
それとも二週間前に施した肥料が効いてきたのでしょうか?
今のところ害虫や病気の発生は見られないので、このまま大きくなって欲しいです。
6.背丈が50㎝になっていた(6月3日)
7.1ⅿ超え、側枝も出来るてきたよ(6月10日)
8.雌花が咲きだしました。(6月17日)
9・最初の一本目を収穫します。(6月19日)
10.元気が無くなってきた(7月1日)
11.もう回復しないようだ(7月9日)
12.そろそろ寿命かな?(7月17日)
13.栽培した培土を確認しました。(7月29日)
栽培が終了したのでバケツから培土を取り出してみました。
すると壊れる気配もない立派な根鉢が現れました。
スポンジのように固まった根鉢を見ると、ビッシリと張り巡らされた根が確認できました。
8リットルと少ない培土いっぱいに張り巡らされた根を見ると、キュウリの生命力の凄さを感じます。
少しでも栄養を、少しでも水分をと、8リットルという狭い世界で探し回っていたことが分かりました。
すると壊れる気配もない立派な根鉢が現れました。
スポンジのように固まった根鉢を見ると、ビッシリと張り巡らされた根が確認できました。
8リットルと少ない培土いっぱいに張り巡らされた根を見ると、キュウリの生命力の凄さを感じます。
少しでも栄養を、少しでも水分をと、8リットルという狭い世界で探し回っていたことが分かりました。
失敗した原因としては、①培土の栄養の少なさ。②培土の量に対して地上部を大きくし過ぎた。この2点だと考えました。
①の対策として、有機肥料を施し長期的に肥料が効くようにする。
②の対策として、親ヅルは1ⅿ位で摘心、子ヅルは2葉で摘心することで地上部の成長を抑える。
以上で「百均のバケツでキュウリを栽培(2018年)」を終わります。
ありがとうございました。