毎年5月になるとトマトの苗を購入して露地で栽培していますが、満足できるものを作った記憶がありません。
ミニトマトの場合、収穫することはできるのですが皮が硬くて美味しくありませんでした。
また、雨が降ると色付き始めた果実が割れてしまいます。
大玉トマトに至っては、色付いて収穫できそうになると腐ってしまうことが多かったように思います。
理由は何となく気付いていたのですが対処方法が思いつきませんでした。
一番大きな問題は雨です。
マルチは敷いているのですが、雨による急激な水分吸収で裂果したり、肥料が効きすぎて病気になったりしたものと考えています。
トマトは雨よけ栽培する方が高品質になると聞いたことがあります。
ハウスで雨よけ栽培すれば解決する問題かもしれませんが、現実的ではありません。
そこで今回考えたのが家の軒下でトマトを栽培することです。
バケツにトマトを植えて軒下に置いておけば、雨をしのげるのではないかと言う安易な発想が始まりです。
限られたバケツの中でしたら、水分や肥料分の調整が簡単にできます。
日照量不足や水分、肥料分の調整など難しい点もあると思いますが挑戦することにしました。
バケツでは無くプランターでも良いのですが、今回は百均のバケツ(8ℓ)に拘ってみました。
1.百均バケツにトマトを定植(2018年4月29日)

- バケツ…百均(8リットル)
- 培 土…ホームセンターで買った「花と野菜の土」
- トマト苗…ホームセンターで買った桃太郎
「花と野菜の土」には肥料に関して何も記載されていませんでしたが、多少の肥料分があると判断し、肥料は何も施していません。
定植後の潅水はたっぷり行いました。
2.少し大きくなりました(5月6日)

「花と野菜の土」には肥料分が入っていたのでしょうか。
肥料分と水分を控え目で栽培する予定なので、今後は、葉色や成長具合を見ながら管理していくつもりです。
以前、畑で作った時は草勢が強くなりすぎる傾向でした。
そのことを思い出しながら管理していくことにします。
3.どんどん大きくなります(5月12日)

この一週間は気温が低めで、朝の最低気温が10℃を下回る日もあったので、隣りのキュウリは殆んど成長していなかったですがトマトはずいぶん大きくなっていました。
夜間の生育適温の違いと思われますが、この違いは大きいですね。
◎トマト=10~15℃
◎キュウリ=17~18℃
4.アマガエルの住みかに(5月16日)
5.脇芽は摘み取ります(5月20日)

一般的に大玉トマトは一本仕立てにするようですし、バケツ栽培のため培土が少ないので、トマトの木を大きくできないと考えたからです。
ちなみにアマガエルはどこかに行ったまま帰ってきません。
もっと良い住み家が見つかったのでしょうか?
6.バケツが見えない程大きくなってきた(5月27日)

背丈は70㎝位はあるでしょうか、花房も2段目が開花しています。
今は2日に一回、一リットルの潅水を行っていますが、一日遅れた時(3日目)に萎れ始めたことがありました。
今後、大きくなってくると毎日潅水が必要になるのでしょうか?様子を見ながら調整していきたいと思います。
7.背丈が80㎝になりました(6月3日)
8.トマトトーンが凄いです。(6月10日)
9.尻腐れ病?(6月15日)
10.葉の周りが茶色く変色してきた(6月15日)
11.果実が少し大きくなってきた。(6月17日)
12.トマトの木が弱ってきました。(7月1日)
13.収穫はできたものの(7月17日)
14.バケツの培土を取り出しました。(7月29日)
今回の栽培を振り返って
★ 栽培の後半に成長が悪くなった。
★ 原因不明の尻腐れが発生した。
以上の結果から来年は
☆ 長期に効く有機肥料を配合し、後半でも成長できるようする。
☆ 尻腐れは肥料成分の欠乏症だと思うので、アミノ酸やミネラルを含んだ有機肥料を使用する。
☆ 培土が少ないので、地上部も大きくならないよう80㎝程度で摘心し、花房を2~3房押さえる。
以上で「百均のバケツでトマトを栽培(2018年」を終わりたいと思います。
ありがとうございました。
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大変参考になりました 挑戦したいと思います